樹脂3Dプリンターとは?造形方式の違いを理解する
樹脂3Dプリンターは、デジタルデータ(STL等)をもとに樹脂材料を積層し、立体物を造形する加工技術です。試作開発から治具製作、小ロット部品まで幅広く活用されています。
主な造形方式には以下があります。
〇SLA方式(光造形):液体レジンを紫外線硬化
〇FDM方式(熱溶解積層):ABS、PLAなどをフィラメントで造形
〇SLS方式(粉末焼結):ナイロン粉末をレーザー焼結
〇MJF方式:ナイロン粉末をインクジェット+熱融合
造形方式ごとに、
〇精度
〇表面粗さ
〇強度
〇コスト
〇後加工の有無
が大きく異なります。
樹脂3Dプリンターの見積を依頼する前に、どの方式が適しているかを把握することが重要です。

樹脂3Dプリンターの見積で確認すべき重要項目
樹脂3Dプリンターを外注する際、単に「データを送って価格を聞く」だけでは不十分です。見積に影響する主な項目は以下の通りです。
■ 造形サイズと体積
見積金額は、部品の体積や造形高さに大きく左右されます。
中空構造にできるかどうかでコストが変わる場合もあります。
■ 積層ピッチ(解像度)
積層ピッチを細かくすると精度は上がりますが、造形時間が増え、価格も上昇します。
用途に応じて適切な精度を指定することが重要です。
■ 材料特性(耐熱・耐薬品・強度)
ナイロン系、ABS系、エラストマー系など、材料によって機械特性が異なります。
「使用環境」を伝えることで、適切な材料提案を受けられます。
■ 後加工の有無
〇バリ取り
〇表面研磨
〇塗装
〇タップ加工
などの後加工が必要かどうかで見積は大きく変動します。
樹脂3Dプリンターの見積では、「造形だけ」なのか「完成品まで」なのかを明確にすることが重要です。

外注時に起こりやすいトラブルとその対策
樹脂3Dプリンターの外注では、以下のようなトラブルが発生しやすいです。
① 強度不足
3Dプリント品は積層方向によって強度が異なります。
荷重方向を考慮せずに外注すると、破損の原因になります。
→ 対策:用途・応力方向を見積時に共有する
② 精度不足
射出成形や切削加工と同等の精度を期待すると、誤差が問題になります。
→ 対策:公差指定を現実的に設定する
③ 表面品質の認識違い
積層痕が目立つことがあります。
→ 対策:サンプル確認や仕上げレベルの事前確認
外注前にこれらを共有することで、再製作や追加コストを防ぐことができます。

信頼できる樹脂3Dプリンター外注先を選ぶポイント
樹脂3Dプリンターの外注では、「設備がある」だけでなく、技術提案力が重要です。
■ 設計段階から相談できるか
データをそのまま造形するのではなく、
〇肉厚の最適化
〇サポート削減設計
〇コストダウン形状提案
ができる業者は信頼できます。
■ 他加工との連携
量産前の試作は3Dプリンター、量産は切削や射出成形へ移行するケースもあります。
樹脂切削と連携できる外注先であれば、開発から量産まで一貫対応が可能です。
ミワレイズでは、樹脂3Dプリンターと樹脂切削の両方に対応し、試作から量産移行まで最適な加工方法をご提案しています。

まとめ
樹脂3Dプリンターを外注する際は、造形方式・材料特性・精度条件を理解したうえで見積依頼を行うことが重要です。適切な情報共有により、コスト最適化と品質確保が可能になります。
樹脂3Dプリンターの外注先・お見積先でお悩みの方は、ぜひミワレイズまでご相談ください。
試作・評価・量産移行までトータルでサポートいたします。
ミワレイズでは、form labs社のForm4を導入し、造形の相談をお伺いしております。
樹脂切削も含めてトータルでの樹脂加工のご提案を行っております。
お問合せやお見積りからでもお気軽にどうぞ。

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